オタクに必修科目なんて無い無い。
元々、多数派の必修科目的な話題よりも、自分が好きなジャンルに没頭した結果そう呼ばれるようになった人が多いんだから。
勿論その時の流行で、お仲間を見つけやすいジャンルってのは有るだろうけど、それだって自分が合わないと思えば切るオタクは多いはずだよ。
— えむずでん@オタク父さん (@msdenmsden) March 9, 2020
ネット上で評判の評判の鬼滅の刃を、僕も最近遅ればせながら読んでみたらこれが面白くて、気が付いたらこの何日かで単行本19巻まで一気に追いついちゃいました。
↑20巻は5月1日に発売なんですね。楽しみ。
タイムライン上であまり鬼滅の刃の話題を追いかけると、うっかりネタバレを食らってしまいそうなため、なかなか色々検索したりできないのが単行本派の悲しい所ですが、そんな僕でも単語やコラを目にしない日が無いくらい最近大人気のこの作品。
その人気ぶりの凄さから
・オタクの街コンに行ったら男女とも鬼滅の刃の話題がほぼ必須になってて、未読では会話が弾まなかった。
・オタクのくせに鬼滅の刃を知らないとは何だ。非オタとの共通の話題にするためちゃんと履修しとけ。
みたいな話もタイムライン上を流れてくることもあったりで、びっくり。
そういうのを受けて呟いたのが冒頭の僕のツイートでした。
ツイートの通り、僕はオタクの必修科目みたいな考え方に対しては、割と否定的な立場です。
だってなんとなく面倒臭いじゃないですか。
これは鬼滅の刃に限った話じゃなく、他の必修科目扱いされてそうなコンテンツ全部に言える事ですが、元々世の中の流行り廃りとか皆が見てる物とか、そういうのよりも自分の好きな物にのめり込んできた結果、オタクと呼ばれるようになった人が結構な割合でいそうなもんなのに。
そういうタイプだけで集まったら集まったで、今度はその集まりの中で互いの好きな物に対して優劣をつけて、必修だ何だと同調圧力をかけたりマウントを取ったりしちゃうのー?って。
そりゃちょっと無いんじゃないかなーってね。
もちろん新しい物を無闇に避けて食わず嫌いするのは勿体ないですし、必修科目と言われるくらい盛り上がってる、もしくは長く大勢に愛され続けている良いコンテンツなのは間違いないでしょうから、良さを教えるために普通に語ってくれたり誘ってくれたりは、大歓迎なんですけどね。
無理に共通の話題を探すのも良いけど、いっそ相手が棲息してる沼に顔だけつけてみて、話を聞いたり軽く体験させてもらったりする方が、経験上別ジャンルのオタク同士の接触としては楽しめる事が多いよ。
そのまま真っ逆さまに引きずり込まれて帰って来れなくなる事も稀によくあるから、凄くオススメ。
— えむずでん@オタク父さん (@msdenmsden) March 9, 2020
要はお互い気持ち良く過ごせるかだと思うんですよ。良いコンテンツを布教するにしたって、相手の立場を考えてするべきなのは当然の事。
相手に無理強いしたり、上から目線で物言ったりしちゃダメダメ。その布教が良かれと思ってやった事でも、せっかくの厚意が台無しになっちゃいますからね。
さらには何かを変に拗らせてしまって、他の人達が楽しんでる所にわざわざのこのこやってきて、
「どうせあんな物は一過性で~」とか「ニワカが騒いでるだけで~」とか「〇〇も見てない(やってない)奴が~」みたいな難癖を付けまくるようなのは、もう論外。
別にどこのジャンルを名指しするわけではなく、残念ながらどこの界隈でも割とありそうな話ですが、そりゃ相手に避けられるよね、嫌われるよねって。
何の言い分があってか知らんけども、喧嘩を売るために絡んでるんじゃなく相手にわかってもらおうと思って言葉をかけるのなら、コミュニケーションの取り方が大事なのは当たり前の話です。
1~6歳にオススメとありますが、そういうコミュ障の大きいお友達にも是非ともオススメしたいお話です。北風と太陽。今からでも遅くないぞ。
変なマウント取る面倒臭い手合いが少しでも減り、僕もみんなも楽しくオタクライフを過ごせる事を願っています。