アブーみつかる
岡山県にある渋川動物公園で今月1日から行方不明になっていたアルダブラゾウガメのアブー(推定30歳・メス)が、今日16日の午後2時ごろ、無事発見されたそうです。
最初、懸賞金50万円のカメと聞いて、おぼっちゃまくんに出てくるピエールやベルモン太を想像しましたが、動物園から逃げ出したゾウガメの話でした。本当に見つかって良かったです。
僕も子供の頃に小さい亀を飼っていたんですが、どうやったのか冬眠していた箱から逃げ出してしまい、その後家の中も近所もどれだけ探しても見つけだすことができませんでした。
とても悲しく、その亀に申し訳ない気持ちでいっぱいになったのを、大人になった今でも覚えています。
アルダブラゾウガメとは?
それはそうと、このアブーというカメさん。
アルダブラゾウガメという名前に聞き覚えが無かったので、いったいどこからやってきたどんなカメさんなのか調べてみた所、インド洋のアルダブラ環礁の固有種でした。
場所で言うとおおざっぱにいうとマダガスカル島の上らへんですね。
アフリカの右下らへんの長くてでかい島の上らへんです。
当然寒さには弱いでしょうし、今が夏で本当に良かったですね。
家で飼えるゾウガメ
そういえば、アルダブラゾウガメについて調べていてわかったんですが、なんとこのカメさん、
買えるらしいんです。
マジかよ!ゾウガメって昔ヨーロッパの船乗りに狩られまくって、かなり絶滅危惧種的な感じだったんじゃなかったんかよー!って気になってさらに調べてみたら、本当に絶滅危惧種でして、野生の奴はワシントン条約的にアウトでした。そりゃそうですよね。
アルダブラゾウガメ
食用や油用、動物園の展示目的、剥製目的、ペット目的の乱獲などにより生息数は激減した。20世紀初頭にはアルダブラ諸島を除いて絶滅した。セーシェルでは法的に保護の対象とされ生息地は1982年に「アルダブラ環礁」として世界自然遺産に登録され、アルダブラ諸島での学術調査などを除いた採集の禁止、アルダブラ諸島への上陸が規制されているなど厳重に保護されている。
wikiのアルダブラゾウガメのページより引用
でも、飼育下で繁殖した個体がわずかに流通してるらしく、それはセーフなんだとか!ワーオ!
気になるお値段の方は、約20万円~100万円らしいです。
小さい個体は安く、育って大きくなった個体ほど高くなるんですって。
アブー、悪い奴に捕まって売り飛ばされなくて良かったですね、ほんと。
ちなみにアルダブラゾウガメを売ってるサイトをいくつか見てみましたが、みーんなSold Outでしたよ。
流通が少なくて欲しい人が多いんだろうなあ。
しかし家でゾウガメ飼えるってどういう人達なんだろう。すごいですよね。
だってゾウガメですよ、ゾウガメ。
ゾウガメ、つまり甲羅の長さが1mを超えちゃうような巨大なリクガメ。
ペットにしようったって、そのデカさ重さは半端ないですし、寿命も超長いですからね。
100年以上ザラに生きられた日にゃ、こっちの方が先に死んじゃいますよ。
もし大枚叩いてゾウガメさんをおうちで飼いたくなった時は、パパやママだけじゃなく、妻や子、孫の代にまで相談しないといけませんね。
まあ我々一般人は動物園に行くのが一番。
アブーが逃げたのはこれで2回目らしいですが、また逃げたなんていう続報が無い事を祈りましょう。